HALOTシリーズのスライサーについて
こんにちは。サンステラ広報です。
さて、CrealityはFDMプリンターのメーカーとしてはある程度認知いただいていると思っておりますが、光造形機に関してはあまり知名度が高くないと感じています。
現状、優れた機種が埋もれているのが大変もったいないなぁと思うのです。
そんなCrealityの、光造形機を使いやすくするコラムです。
目次
・HALOTシリーズとLD,シリーズの違い
・HALOT BOXについて
・おすすめサードパーティスライサー
・【上級者向け】やっぱりChituBOXが使いたい!
弊社取扱いの光造形式3Dプリンターは現在5種類あります。(2021年6月現在)
メーカーの人と話をすると、今後も様々な機種の展開をしていくとの事でした。
今年になって発売された光造形2製品からは「HALOTシリーズ」と称され、
新たな光源を採用したこと、ネットワーク機能を搭載しOTAアップデートに対応したことが特徴です。
また、大きな特徴として、スライスソフトがLDシリーズより変更されたことが挙げられます。
LDシリーズでは従来、Chituboxを使用してきました。
最新のChitubox v1.9.0にも、LDシリーズ3機種はすべて対応しています。
しかしながら、最近様々な企業でChituBOX離れが起きています。
弊社楽天市場店で一部取扱いのあるAnycubic社なども、Chituboxではなく独自スライサーを採用し始めました。
調べたら理由はいくつかあるそうですが、とりあえずCrealityもChituBOXを使わない独自スライサーを開発しました。
(ChituBOXは拡張子が違うので、そのままでは書き出しができません。)
DLはこちら https://www.creality.com/download
HALOT BOXという独自スライサーは、FDMプリンターの代表的スライサーCuraにすこし似ています。
もしかしたら従前FDM方式のプリンターを使用していて、光造形を始めた方には使いやすいと思われるかもしれません。
しかし、以前より光造形機をお使いの方にとっては、操作感に違和感を覚えても仕方ないと考えます。
そこで、おすすめのサードパティスライサーが、mango3dさんの
【LYCHEE SLICER】です。HALOTシリーズにも対応しています。
DL:https://mango3d.io/
海外では、ChituBOXの次に有名なスライサーソフトです。
特にサポートの自動生成などが楽な事、形状によってはアルゴリズムの違いか、ChituBOXよりも造形時間が早く造形できることもあるようです。
しかしながら、細やかな設定機能を使おうとすると有料版の月2.49ユーロ(約330円)程度必要になるのが難点です。
※弊社では、このスライスソフトの使用の動作保証や操作方法のご案内は行っておりません。
そういった方には、少し上級者向けにはなりますが、ChituBOXを使用して書き出し、
UV toolsというアプリを使って拡張子変換を行う、という方法もあります。
ちょっと上級者向けなので、あまりおすすめはしませんが、、
DLURL:https://github.com/sn4k3/UVtools#command-line-arguments
※弊社では、このソフトの使用の動作保証や操作方法のご案内は行っておりません。
FDMの3Dプリンターも、いくつかのサードパーティスライスソフトが使用できますので、いつか記事を作ってみたいと思います。それでは。